商品のこと

スタンペーパができるまで(その1:はじまり)

日本に寒波が来ております。
毎日寒いですね。
雪国の方、本当に大変だと思いますがどうかお気をつけて。

さて、いつかは書こうと思っていた新商品の開発物語、数回に分けて掲載します。
紙のシーリングスタンプ風シール《 STAMPAPER スタンペーパ 》ができるまでのお話です。

始まりは「タンポポの綿毛」です。

これは、2022年に作られた和香の婚礼商品『ペルーサ』のためにデザインされたものです。
https://wakocards.co.jp/pelusa/
そこで採用された、白い立体的なシールがとっても可愛かったのです。
シーリングスタンプ(封蝋)をかたどったシールはそれまでにもありましたが、平べったい普通のシールだったので、このボコボコな手触りは新鮮でした。

凹版と凸版を噛み合わせるエンボス版を作ってタンポポの綿毛を持ち上げるのですが、思ったように絵柄が浮き上がってこなかったり、線の太さを変えて版を何度か作り直し、工場の方でも機械の力具合を調整したりしてやっといい感じにできたものです。

2025年5月。
「文具女子博」に参加してみるか、と思い立ち、出店について問い合わせをしました。
「文具女子博」というのは日本最大級の文具の即売イベントです。
WAKO cards(ワコウカードストア)をオープンさせてから8ヶ月。
もっとたくさんの方に知ってほしいと思っておりました。(ストアのオープンは24年9月なので現時点では1年と4ヶ月ですね)
担当者の方に「文具女子博」の資料を送っていただき、申し込みをして、6月に出店確定のお知らせを受け取りました。

WAKO cardsですでに制作・販売していたポストカードも箔押しキラキラで素敵なのですが、「文具女子博」向けには何か足りないかも…と考えていた時。
「あのシーリングスタンプ風の立体的なシールを一般の方向けに作れないかな…」と思いつきました。

ポイントは厚みのある紙です。
紙によって、印象はガラリと変わります。

この時、すでに使いたい紙がありました。
川島商事株式会社さんの「アートボールナチュール」という、100%古紙由来の環境にやさしく、厚み1mmのラフな風合いの板紙です。
これは「デザインのひきだし」という雑誌の表紙に使われていてその存在を知りました。
ボール紙なのに鮮やかな発色、緑、オレンジ、ピンクの3色の色味もとってもかわいいのだ!

このラフな感じ。この色合い。絵柄、例えば植物柄を入れるならワイルドフラワーあたりの持つ力強さとリンクするな…
もくもくと湧き上がる妄想。だんだん確信に変わったあたりで、社内で新製品を多く手がける営業Kさんに相談。

「あ、いいんじゃない。でもシールの大きさは『ペルーサ』のタンポポよりも小さめの方がいいと思う」

最近のシーリングスタンプは大きめのが流行りだったので、『ペルーサ』のタンポポも大きめだったのです。さらに婚礼の招待状とセットにして販売することが多いので、10枚入りで作られています。

「文具女子博」やWAKO cards(ワコウカードストア)で個人向けに販売する場合、1シートの数は少なくして、種類を色々買える方がいいと思い、新規に作った商品はオーソドックスなサイズにして5枚入りにしました。

(その2に続く)

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